紫陽花の名所

重源の郷では6月中旬～下旬にかけて約5000株の紫陽花が咲きます。遊歩道が奥の床屋まで数キロと少し疲れるかも知れませんが、ベンチなど休憩所も多く、昔ながらの茅葺き屋根の家や、水車小屋と紫陽花がピッタリ調和してます。

そして紫陽花ロードと呼ばれる場所では、杣入り（そまいり）の道の両側にあじさいがビッシリと咲く。側に小川が流れており他の名所に比べ「景観」は素晴らしいものがあります。

⇒　重源の郷の紫陽花

宇宙とテクノロジーをテーマとした大型複合遊具が目を引く河原谷公園。そこに「アジサイの谷」と呼ばれる場所があり、500株前後の紫陽花が咲いています。この近辺では数少ない紫陽花が楽しめる貴重なスポットです。

東屋や遊歩道が整備されているものの、やや駐車場から距離があるので人は少ない。広場や遊具など公園としてはオススメしたいのだが、紫陽花の名所としては微妙である。わざわざ市外から来る価値はないかな。

⇒　河原谷公園の紫陽花

「西の紫陽花寺」として知られる東大寺別院・阿弥陀寺。県内有数の名所であり、見頃を迎える6月中旬には「紫陽花祭り」が開催される。国宝や重要文化財を置く境内に、約80種4000株のあじさいが咲き誇り、多くの見物客が訪れる。

境内は淡い緑に包まれており、その中で紫陽花の色がいっそう映える。他の名所に比べて散策に時間はかかるが見応えは充分。日本独自の文化の中に、西洋や中国産の紫陽花が絶妙にマッチしています。

⇒　阿弥陀寺の紫陽花

向徳寺（こうとくじ）は6月上旬から下旬にかけて、お寺に約3000株の紫陽花が咲く長門を代表する紫陽花スポットです。もともとは向津庵という名称でしたが、昭和から向津庵に改称しています。

他の紫陽花園と違うところは、海が見えるスポットということ。場所が山の中腹にあり、目の前に油谷湾が広がる県内でも唯一無二の場所。やや市街地から離れるもののぜひ足を運んでいただきたい名所です。

⇒　向徳寺の紫陽花

光市のスポーツ公園内にあります「光あじさい苑」は、約30種15000株の紫陽花が咲く県内最大規模の名所です。丘の斜面に咲くので足が不自由な方は散策が難しいが、駐車場から眺めるだけでも十分に楽しめるスポットです。

大きな特徴は展望広場があり、開放感のある景色と共に紫陽花を楽しめるところ。もう1つが夜間のライトアップ。この2つは他の名所と違います。さほど混雑せず、ゆっくり散策できます。

⇒　光あじさい苑

山陽小野田市の江汐公園、その一角にあります「あじさい園」では約34種4000本の紫陽花が咲く。周囲は木々に囲まれ、中心は休憩するための東屋。どこか日本庭園を感じる雰囲気の中であじさいを楽しむことができます。

ただし駐車場から10分ほど歩く必要がありますので人は少ない。時間によっては独り占めできるスポットです。静かに紫陽花を楽しむならオススメ。また珍しい品種も見ることができます。

⇒　江汐公園の紫陽花