川を泳ぐ水中鯉のぼり

水を得た魚のごとく川を泳ぐ。

水中鯉のぼり

水中鯉のぼり

水中鯉のぼり

水中鯉のぼり


防府市小野地区の佐波川、そこに架かる中央橋のたもとにちょっと変わった光景として川を泳ぐ「水中鯉のぼり」を見ることができます。布製の鯉のぼりを横断したロープに固定し、風ではなく水の流れに任せるという何とも豪快な鯉のぼり。地元の有志らや子供たちが地域の活性を目的に行っており、全国的に珍しい光景に(佐波川以外では高知県の仁淀川でも同じ光景が見れます)シーズン中は地元市民だけでなく山口県内外からも観光客も集まります。

通常の鯉のぼりより傷みやすく、状態を見るために渡し船に乗り何度もチェックが必要。また風や水流の影響で鯉のぼり同士が引っかかったり、紐が絡まったりします。管理は大変ですが地元の方々の尽力のおかげで毎年不思議な光景を楽しむことができています。子供だけでなく大人も楽しめるスポットです。

※水の流れ、風の強さのタイミングが合えば、鯉のぼりの胴体が少し浮かびあがり、口から風が入り込み、頭を水面から出している姿も見れます。

毎年多くの見学者が集います。

鯉のぼりで遊ぶ子供

鯉のぼりを手直しする人

水中鯉のぼりのアップ


こちらの水中鯉のぼりですが、始まった当初は本当に人が集まりませんでした。今でこそ県外からの観光客も足を運んでいただいてますが、私が足を運んだ時は誰もいないこともあったほどです。※写真をご覧いただければ分かる通り。

しかし今では多くの家族連れの方や、カップル、ゴールデンウィーク期間に開催ということもあり大きな賑わいを見せています。マイナースポットからすっかり全国的な名物となったようです。

ビューポイントは橋上となります。

水中鯉のぼりを見る場所

水中鯉のぼり駐車場

水中鯉のぼり駐車場

水中鯉のぼりを見る橋

水中鯉のぼりを見る橋


場所は小野小学校近くにある河川敷。橋が目立つのですぐに分かると思います。駐車場も広く混雑することはありません。しかし駐車場に入る前は道幅が狭くなっているので注意が必要です。

水中鯉のぼりを見るには、車を停めて橋の上を歩いて渡ります。(駐車場からビューポイントまで徒歩3分)橋の上は車がギリギリすれ違えるほどの幅ですので、路上駐車はやめておきましょう。

川岸または遠目からは確認できず、見るには必ず橋を渡る必要があります。遠方よりお越しの方は見逃さないよう注意して下さい。

基本情報

場所山口県防府市小野
※〒747-0106 山口県防府市奈美633-1(小野小学校)
正確な住所はありませんが、小野小学校もしくは鯉のぼりの近くにあります「佐波川小野水辺の楽校」を目印にして下さい。山口市徳地と防府市をつなぐ山口県道184号を走っていれば分かりやすいと思います。
シーズン期間毎年ゴールデンウィークの期間
※2021年は5月3日〜5月5日までの開催予定でしたが延期となりました。
泳ぐ鯉の数約50匹(年によって前後あり)
営業時間通年(強風の場合は中止になる可能性があります)
定休日なし
アクセス①防府駅から車で約20分
②防府東ICから車で約15分
③道の駅「仁保の郷」から車で約20分
駐車場無料(正確な台数は不明)
バリアフリー段差なし
料金見学無料
人の多さ多い
周辺施設特になし
周辺の観光地防府天満宮(車で約15分)
周辺のスポット防府天満宮(梅/2月)
仁保一貫野(藤/5月)
毛利氏庭園(紅葉/11月)
あさむらいちご園

※同時期に近くの「一貫野の藤」が見れる可能性が高いので、併せてお楽しみください。ただしこちらから最短で辿り着く場合は道幅が大変狭くなりますのでご注意ください。
注意事項橋上は車の往来も多いので、小さなお子様はご注意ください。
管理人から水中鯉のぼりは横から見ると何も分からず、上から見下ろす必要がある。そういう意味では「不便」「不合理」かも知れませんけど、こんな発想の転換で町おこしを狙うのは全然アリだなと。むしろ面白い試みだと思いました。周辺施設はないものの駐車スペースも広いので、どんどんアピールしていきたい。

悪いところは特にありませんが、この場所を知ってる人しか分からないのはデメリット。たとえば偶然に通りかかった人は橋の上を通らないと見れないので、もっと看板などを出して大々的にアピールしてもいいのかなと感じました。

地図