萩を代表する観光地であり花見スポット。

萩城の桜

萩城の桜

萩城は慶長9年(1604年)に毛利輝元が築いた城で、本丸には五層の天守閣がありましたが、明治7年(1874年)に全ての建物を解体し、石垣と堀の一部のみが残されている状態。そして現在では本丸エリア(城の中核となる一区間)が指月公園として整備されており、春には約600本の桜が咲き誇ります。

指月公園では目玉となる桜があり、全国に2本しかないと言われ、分類学的にも貴重な「ミドリノヨシノ」という桜が咲く。(もう1本は同じく萩市の広雲寺)しかしソメイヨシノよりも開花が早いため、満開を見るなら少し早めに行く必要があります。そのため見逃す人も多いらしい。

天守閣から眺める景色は格別です。

萩城の桜

萩城の桜

萩城の桜

ミドリノヨシノ以外はさほど見どころはないのだが、萩城天守閣の眺めは良い。夜は石垣付近がライトアップされ水鏡に映る美しい姿が見られます。ベンチも設置してあり、広場をなっているので花見にもちょうどいい場所。

シーズン中は周辺施設も充実します。

萩城の桜

萩城の桜


指月公園の桜が咲くエリアを全て周ると2~30分ほどかかるが、園内には屋根付き休憩所や茶亭(有料)、桜のシーズン中は露店も出ているので休みがてら散策できる。園内のいたるところに桜が咲いており、花見の場所取りも簡単にできるほど広い。が、平日は意外と花見客は少なく散策する人がほとんど。

日本でも希少なミドリノヨシノが咲く。

萩城のミドリヨシノ

萩城のミドリヨシノ

そして萩城の正面入口から真っ直ぐ1分ほど歩くと、志都岐山神社(しづきやまじんじゃ)が見えてきます。そこの参道へ続く万歳橋の脇、2匹の狛犬の像が建っているので、ミドリノヨシノはその狛犬の側に咲いています。

遠目には分かりにくいですが、真っ白な花びらに緑色のガクが特徴。根本の幹周1.7m、幹は三分岐して一幹は枯損しています。見た目は樹高6mと大木ではありませんし、一般的なソメイヨシノと似ていますが、日本でも萩市のみに知られる稀品。

基本情報

場所〒758-0057
山口県萩市堀内1-1
シーズン期間3月下旬~4月上旬(気候により時期の前後あり)
ミドリノヨシノは少し早めに開花(3月中旬~上旬)
本数約600本
種類ソメイヨシノ、ミドリノヨシノ
ライトアップ有り
営業時間【4~10月】8時~18時30分
【11~2月】8時30分~16時30分
【3月】8時30分~18時
花見(宴会)
人の多さ普通
アクセス①萩駅からバスで指月公園入口→徒歩5分
②小郡萩道路絵堂ICから車で20分
③萩資料館より徒歩3分
※場所が分からない方は「萩資料館」を目印にすると分かりやすい。
駐車場指月第一駐車場(普通車51台、大型車2台)
料金大人/220円
小・中学生/100円
※この料金は萩資料館の前にある観光地「旧厚狭毛利家萩屋敷長屋」との共通券です。
周辺施設ベンチ、屋根付き休憩所、シーズン中は出店、自動販売機
周辺の観光地旧厚狭毛利家萩屋敷長屋(徒歩で約5分)
天樹院墓所(徒歩で約7分)
口羽家住宅(徒歩で約10分)
堀内 鍵曲(徒歩で約12分)
旧周布家長屋門(徒歩で約12分)
周辺のおすすめスポット菊ヶ浜(花火大会/8月)
他のおすすめ季節特になし
注意事項指月公園は広いので花見をするならお手洗いから近い方がいい。
市外から来る価値はあるか
管理人から萩城跡は観光地であるため散策にも向いている、そして天守閣を見ながらの花見はちょっと贅沢は気分を味わえます。ただ駐車場から歩く必要がありますし、園内に入ってからも歩くので、移動で少し疲れるかも知れません。そのせいか人が多いという印象は受けませんでした。
貴重なミドリノヨシノが咲くので市外からも来ていただきたいが、桜の名所としては普通かなと。

地図