景清洞

平景清が潜んだと言われる洞窟。

景清洞入口

景清洞

景清洞

景清洞


壇ノ浦の戦い敗れた平家の武将「平景清」が落ちのびて、この洞窟に潜んでいたと伝えられており、景清洞の名の由来になってます。洞内も「兜かけ」「景清明神」「景清つらら」「景清のどんちょう」など、平景清にちなんだネーミングがつけられています。

壁や天井にはポケット(洞内の天井や壁に穿たれた半球状の窪みのこと)、ノッチ(洞の壁に見られる水平な溝のこと)、スカラップ(水流の浸食作用でえぐられた跡の中で、貝殻状の窪んだえぐり跡のこと)が多数見え、天然彫刻を楽しめる。

洞内には平景清にちなんだ名前も。

景清洞てんぐ岩

景清洞竜神の森

景清洞

景清洞


入口から約700メートルが遊歩道と照明の整備された通常観光コースで、バリアフリーに対応しているため車椅子の方でも入洞できベビーカーでも大丈夫。そしてその奥400メートルが探検コースとなっており、ヘッドライトとヘルメット、そして長靴をレンタルしてアドベンチャーが体験できます。探検コースはバリアフリーに対応してません。

貫通型の鍾乳洞で、地下河川が流れる洞窟というか、降雨時には水位が上がって長靴をはいても足が膝まで濡れます(一般の観光コースは大丈夫です。)

晴天時に入洞しても、前日に雨が降った場合は探検コースの奥に行けば足元は浸水しました。水位が30センチくらいありましたから。なので景清洞に入るなら濡れてもいい服装で来てください。(天候によっては水が全くない日もあるようです。)

バリアフリーになっているとは言え、管理人が感じたのは「大人より子供が楽しめる」ということ。特に探検コースは懐中電灯がないと真っ暗ですので、本当に探検している感覚になれます。小学生くらいのお子さんは、もしかしたら秋芳洞よりも好きかも知れません。

真っ暗闇を探索する探検コース。

景清洞探検コース入口

景清洞探検コース

景清洞探検コース


探検コースは道がほとんど整備されてませんので、足場は岩でゴツゴツし、しかも滑りやすい。そしてライトを消すと暗闇とリアルな洞窟探検が楽しめます。1人でドキドキしながら楽しむのも良し、子供を連れてワイワイ言いながら楽しむのも良し。天井や壁にサンゴ・海藻などの化石を見ることができるので、それを目的で来ても良いと思います。

出口から駐車場までの道のり。

景清洞出口

景清洞の駐車場


駐車場から景清洞までの道のりは徒歩3〜4分ほど。こちらは温泉や売店など周辺施設が充実してますので、ぜひお越しいただければと思います。

360度パノラマ写真。


実際に足を運んでいただきたいので入口周辺と、内部は1点だけ掲載しています。こちらで景清洞のイメージを持っていただければと思います。

基本情報

場所美祢市美東町赤3108
交通アクセス①JR新山口駅からバスで60分
②小郡萩道路 絵堂ICから車で5分
バリアフリー入口から700メートルのみ。探検コースは対象外。
観光客の多さ多いときで100前後、連休は1日に300前後の人が観光に訪れます。管理人は人が少ない平日の15時くらいを狙って行きましたが、その日は20~30人くらいでした。(入る前、入洞者は名前を書くことになるので分かります)
観光の所要時間30~60分
料金観覧料:大人1100円 中~高校生1100円 小学生600円
共通券:大人1650円 中~高校生1650円 小学生900円

※団体割引有り

※現在は大正洞と景清洞の共通券はありませんが、どちらか一方のレシートを持っていれば当日に限り割引されます。
営業時間8:30~17:15(受付は16時30分まで)
休日無休
駐車場有り(無料)
周辺施設トイレ、温泉(景清洞トロン温泉)
周辺の観光地秋芳洞(車で約10分)
秋吉台(車で約15分)
大正洞(車で約15分)
別府弁天池(車で約16分)
白水の池(車で約18分)
白糸の滝(車で約30分)
周辺のおすすめスポットカキツバタ群生地(カキツバタ/5月)
秋吉台サファリランド
管理人から一般観光コースと探検コースを希望する人の割合は分かりませんが、探検コースを選ぶ人がほとんどでしょう。ぶっちゃけ景清洞は探検コースを選ばないと意味がないくらい。管理人が体験した限りだと、一般コースだけでは満足できません。なので、ズボン(パンツ)が濡れる覚悟でぜひぜひ探検コースをお選びくださいませ。

洞内の撮影は湿気+霧に包まれているため、すぐにレンズが曇ってしまい難しい状況。フラッシュで撮影すると霧で反射しますので上手く撮れません。管理人も何回撮り直しをしたことか。
あと片手は懐中電灯を持つことになりますので、軽装がおすすめ。管理人のように片手に懐中電灯、片手にビデオカメラ、首から一眼レフ、肩にショルダーバッグ、そんな格好では危ないと思います。

インターネットで景清洞について色々と調べたのですが、「個人的に秋芳洞より景清洞の方が好きかも」「子供が気に入ったようです」などの声が。鍾乳洞の広大な景観を楽しむなら秋芳洞、洞窟を探検してドキドキしたいなら景清洞といったイメージです。

地図