重要文化財と桜の絶妙なコントラストが。



山口県萩市にあります東光寺は、元禄4年(1691年)に萩藩3代藩主である毛利吉就が建立した黄檗宗の名刹であり、総門、三門、大推宝殿、鐘楼がその名残をとどめており、それぞれが国指定の重要文化財に指定されています。
山口県では桜の名所として知られていませんが、朱色の総門とのコントラストや、三門から輝く桜が素晴らしい。本数も少なく珍しい品種も見られないが、一風変わった桜の散策が楽しめる場所。桜のシーズンは花見がてら参拝する方が多くいらっしゃいます。
三門から覗く桜が1番の見どころ。


東光寺で1番のビューポイントは10代藩主の毛利毛利斉熙が寄付(勧進)したとされる三門の表・裏から見れる桜。外からは見ることができず、拝観料を支払い中からでないと見れません。ただそれだけ価値のある眺めだと思います。
桜の名所としてはやや物足りないか。


東光寺に咲く桜は本数は不明でしたが、おそらく2~30本くらいかなと。種類はソメイヨシノと枝垂れ桜が1本だけ確認できました。そのほとんどが、この本堂へ続く道に集中しています。桜の散策を目的に来た方は物足りないかも知れません。
基本情報
場所 | 〒758-0011 山口県萩市椿東1647 |
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シーズン期間 | 3月下旬~4月上旬(気候により時期の前後あり) |
本数 | 不明(おそらく2~30本) |
種類 | ソメイヨシノ、シダレザクラ |
ライトアップ | なし |
営業時間 | 8時30分~17時(入館16時30分まで) |
花見(宴会) | 不可 |
人の多さ | 少ない |
アクセス | ①防府東ICから車で約50分 ②JR東萩駅より車で5分 |
駐車場 | 無料(約20台) |
料金 | 大人(高校生以上)300円 子供(小・中学生)150円 |
周辺施設 | 売店、トイレ、自動販売機 |
周辺の観光地 | 吉田松陰誕生地(徒歩で約5分) 伊藤博文別邸(車で約7分) 玉木文之進旧宅(車で約5分) 松陰神社(車で約3分) |
周辺おすすめスポット | 陶芸の村(夜景) |
他のおすすめ季節 | 紅唐子(3月) 紅葉(11月) |
注意事項 | 段差も多く足元がかなり悪いので車椅子での入館は難しい。 |
市外から来る価値はあるか | △ |
管理人から | 特別な景観は見られるものの、やはり桜の名所とは言えないだろう。どちらかというと紅葉の方が綺麗のような気がする。桜のみを見るなら外からで十分かも知れません。 ただ周辺には吉田松陰誕生地や、伊藤博文旧宅、また松陰神社など観光地が近いので、それらを併せて周るといいと思います。 |