山口市

徳佐八幡宮



山口市阿東にある徳佐八幡宮は県内ではなく、西日本屈指のシダレザクラの名所。370m続く参道に、約130本の桜トンネルを造る。参道脇は広場になっており、花見客も賑わう。山口県を代表するスポットだろう。

写真を撮る方、参拝する方、花見を楽しむ方、散策するだけの方、とにかく色んな方がいらっしゃいます。売店や露店もあり、全ての年代の方を楽しませてくれる名所かなと。とにかく天候だけチェックして1度は来る価値はあります。

⇒ 徳佐八幡宮の桜

一の坂川



京の鴨川に見立てたとされる一の坂川は、約600mの川岸に約200本の桜並木が続く名所。透きとおるほど綺麗な清流は、ゲンジボタルの発生地として国指定の天然記念物になっています。

川沿いを散策すれば古い街並みが残っており、どことなく懐かしさを感じる。さらにほとり(階段で川辺に降りることができる)に降りて見上げれば、空の青さでいっそう際立つ。少し控えめだがライトアップも行われています。

⇒ 一の坂川の桜

瑠璃光寺五重塔



瑠璃光寺五重塔は室町時代に大内盛見が兄である義弘の菩薩を弔うために建立した寺。春になると園内には約170本の桜が咲き、県内屈指の名所となります。夜は五重塔周辺がライトアップされ、桜と共に美しく浮かび上がる。

四季折々の花が楽しめる名所であり観光地ですが、特に桜の季節は淡い桃色の中で、檜皮葺の屋根が際立つ。かなり混雑する時期なので静かな華美を感じることは難しいですが、心の落ち着くスポットでもあります。

⇒ 瑠璃光寺五重塔の桜

重源の郷



山口県徳地の奥にひっそりとある重源の郷。子供の頃に見たような懐かしい空間の中、桜の名所とまでは言わないが、茅葺き屋根など古民家、そして川辺の傍らに桜が咲く。本数は少ないものの、一風変わった花見ができる。

郷内は売店もあり、また入園料はかかるが頂上には茶屋・飲食店などが立ち並ぶ。少しお金だけ持っていけば、ほぼ手ぶらで花見を済ますこともできるでしょう。山奥なので騒音もなく、静かに過ごすならおすすめ。

⇒ 重源の郷の桜

ふれあいパーク大原湖



大原湖は昭和31年に完成した人造湖で、北側を走る国道489号沿いに約600本の桜が咲き誇ります。この周辺は高地になっているので桜の開花がやや遅く、少し遅めの花見ができることが特徴。また野生の白鳥も見ることができる。

湖周辺よりも国道沿いに多く咲く。しかし湖の側は芝生になっているのでそこでシートを広げることもできる。桜よりも自然のロケーションが素晴らしく感じる。春以外でも来てもいいスポットだと思います。

⇒ ふれあいパーク大原湖の桜

宇部市

ときわ公園



ときわ公園は約3500本の桜が咲き誇り、「日本さくら名所100選」に選ばれています。さくらまつり開催中は各種ステージイベントや屋台などが立ち並び、毎年多くの花見客で賑わう名所。また夜はライトアップされより幻想的な空間へ。

噴水や彫刻(オブジェ)が並び、それらとのコントラストも見事。車椅子利用者用の駐車場も完備しており、何より周辺施設(飲食店や売店など)が充実しているので、1日中過ごせる場所である。

⇒ ときわ公園の桜

宇部護国神社



宇部護国神社は禁門の変の責任で自刃させた、福原越後翁とその家臣が祀っており、春は桜の名所として知られる。日本最大級の水琴窟手水舎(すいきんくつ)があり、身を清めて参拝、そして花見をすることになります。

神社は内観の場であり、あまり大声でおしゃべりする場所ではありませんが、花見シーズンだけは境内に花見客が宴会を行い賑わっています。大きな盛り上がりはないものの、地元の方々の人気スポットとして知られる。

⇒ 宇部護国神社の桜

真締川公園



真締川公園は宇部市の中心地を流れる2級河川。昔は宇部本川と呼ばれてました。両岸から川へ向かって垂れる桜、遊歩道の両脇から上へ伸びる桜、などなど約250本が咲き誇る。またちょうちんも灯され夜桜も楽しめる名所。

園内はいたるところに彫刻(宇部は彫刻のまち)が建っており、なんとも独特な雰囲気。しかし川沿いとは言え道路がすぐ傍に走っているため、騒音が気になる。お子様連れで花見をするなら注意が必要となります。

⇒ 真締川公園の桜

防府市

防府天満宮



防府天満宮内には桜はさほど咲きませんが、駐車場やその裏にある天神山公園には約450本の桜が咲き誇る。シートを広げての花見客はさほどいませんが、ベンチなど座る箇所が多いので、カップルや友達同士も多い。

シダレザクラが1本、桜もソメイヨシノと特に変わった名所ではありませんが、防府の街を見下ろしながら花見ができるちょっと贅沢な場所。あまり知られてませんが境内にも見どころは沢山あります。

⇒ 防府天満宮の桜

花の園



花の園は防府市の新築地緑地にある新しい桜の名所。記念植樹で河津桜が植えており、また駐車場も広く近隣の施設も充実した、これからが楽しみなスポット。海が見えるものの、周囲は工場ということもあり、やや景観は損なわれるか。

品種は早咲きのものなので少し早目の花見が楽しめる。やや人工的に造られた公園である印象が強く、無機質に感じる方もいるかも知れない。

⇒ 花の園の桜

萩市

広雲寺



萩市北古萩町にある広雲寺はシダレザクラ、そして県指定の天然記念物であるミドリノヨシノが咲く名所として有名です。小さな寺で、なおかつ桜の木も2本のみですが、市内はもちろん県外から来る方もいらっしゃるほど。

色合いも綺麗で形もバランスを保っている。けっして大きな桜ではありませんが、密度があり手入れが行き届いている。立派な門前とのコントラストも素晴らしく、名所らしい名所だと思います。

⇒ 広雲寺の桜

南明寺



萩市は南明寺のイトザクラや早咲きの桜として有名。他の名所よりも半月前後早くなります。散るのが早いため見逃さないように。樹齢350年以上、藩政時代から続くこの桜は年々少しずつ弱ってきてるようで、いつか見られなくなるかも知れません。

さほど人は多くなく、知る人ぞ知る名所。そのため県外から来る方もいる。シートを広げての花見はできないようですが、座れるベンチが数点ありますので、少しまったりとした花見が楽しめるでしょう。

⇒ 南明寺の桜

萩城跡指月公園



約600本の桜が咲き誇り、県の天然記念物に指定されているミドリノヨシノが咲く。春は園内に出店がでて多くの花見客が訪れる。ぼんぼりの点灯、そして萩城跡周辺はライトアップされるので、夜の花見も楽しめる。

城の石段と桜のコントラスト、そして内堀の水面に映った桜が素晴らしい。また指月山は樹齢600年を超す木も多いため、桜シーズン以外でも見どころはある。

⇒ 萩城跡指月公園の桜

東光寺



東光寺は元禄4年に萩藩3代藩主である毛利吉就が基礎を築き創建された寺院。桜の名所としては知られておらず、境内は花見はできませんが、総門(朱色)と桜色、本堂とシダレザクラのコントラストが素晴らしい。

とはいえ観光地としての魅力はあるものの、桜の名所としては物足りない。わざわざ桜のために足を運ぶ必要はないのかの知れない。拝観料がかかるので、外から眺めるだけで満足するかも知れません。

⇒ 東光寺の桜

長門市

王子山公園



仙崎港と見下ろす高台にある王子山公園は、詩人・金子みすゞが仙崎の風景を綴った八景の1つ。頂上には彼女の功績を讃えて詩牌が設置してあり、また彼女が生まれた4月には多くの花見客で賑わいます。

本数も少なく場所も狭いのですが、屋根付き休憩所(東屋)からは仙崎全景を眺めることができ、非常に開放的な花見を楽しむことができます。ただし車椅子やベビーカーでの乗り入れができないのが難点(階段になっている)

⇒ 王子山公園の桜

青海島さくらの里



長門市の青海島、その中に青海島さくらの里はあります。山の斜面に約1000本の桜が植樹されており、春になると一面が桜色に染まる。地元の花見スポットの定番であり、駐車場と里内の広さから花見客は多め。

車通りも少ないので騒音は気にならないが周囲の景観や施設はいまいち。遊歩道や東屋もあるものの、そこまで手入れが行き届いていない様子。。さほど特徴がないスポットでもある。

⇒ 青海島さくらの里の桜

大寧寺



長門市湯本のシンボルであり「西の高野山」とも呼ばれる大寧寺(たいねいじ)。この寺は四季折々の楽しみ方ができ、特に春と秋の彩りは素晴らしい。本数は約120本と多くはないが、駐車場の広さとアクセスの分かりやすさから毎年多くの花見客が訪れる。

参拝がてら散策する方が多いので、シートを広げての花見客は少なめ。また湯本温泉の近くということで、他県からお越しの観光客の方もいる。

⇒ 大寧寺の桜

美祢市

美祢さくら公園



美祢市役所に隣接した美祢さくら公園は、厚狭川に沿って約120本の桜が咲く。川辺でバーベキューなど宴会をする方が多く、夜は提灯とライトアップで幻想的な空間に。やや車の騒音が気になるものの、多くの花見客で賑わうスポットです。

このあたりは美祢市の中心ということで、周辺施設も充実している。ガイドブックで調べておけばカフェや飲食店も近いと思います。ご家族だけでなくカップルのデートにも良いかなと。

⇒ 美祢さくら公園の桜