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龍が伏せている様からこの名が付きました。
余田臥龍梅(よたがりゅうばい)は山口県柳井市の余田地区にある赤子山(標高230メートル)の斜面に咲く野生の梅です。1933年(昭和8年)に国の天然記念物に指定され、本来の樹齢400年の株は老樹のために枯死しましたが、現在は四方に伸びた枝が地につき独立して(飛び梅)花を咲かせるようになっています。簡単に説明すると「親は亡くなったけど子が健在」という感じでしょうか。
この臥龍梅の名の由来ですが、大きく枝を伸ばして飛梅になる様子が龍に似ていることからきています。「臥=ふせる状態」という意があるので、つまり龍が伏せているように見えるというわけです。実際に見てみると確かに枝が地をはうようになってます。それ以外の見た目はさほど変わりませんが、貴重な梅として毎年多くの人を楽しませてくれる。
※天然記念物に指定されている梅は
・宮城県仙台市 朝鮮ウメ
・山口県柳井市 余田臥龍梅
・宮崎県宮崎市 高岡の月知梅
・宮崎県児湯郡新富町 湯ノ宮の座論梅
・鹿児島県薩摩川内市 藤川天神の臥龍梅
梅と周囲の竹林とのコントラストも見事。
散策は整備された遊歩道を登りますが、残念ながらバリアフリーには対応していない模様。またこの臥龍梅が咲く周囲は竹林になっており伐採はされていない。しかしそのおかげか風の影響を受けず、この一帯だけ特別な空間みたいに感じます。
根を傷めないよう立入禁止エリアがあります。
保護のために立ち入り禁止場所がある。そのため幹の周囲に足を踏み入れることはできない。おそらく根を傷めないためだろう。しかし散策には何ら問題ない。
東屋から見下ろす梅も絶景です。
山の斜面に咲くと言っても範囲は狭い。遊歩道を1分も登らないうちに平成15年に整備された東屋が見えてくるので、ここから全体を見渡せ、なおかつ小休止できる。
幹の1本1本から歴史を感じとれる。
梅の寿命はだいたい100~300年くらいと言われていますが、ここの梅はどれも歴史を感じる。特に幹には草や苔が生えている。今にも朽ちそうな枝や幹ばかりだが、それでも見事な白い花を咲かせている。
道のりはやや分かりにくいと思います。
アクセスは22号線から1本入った市道柳井田布施線が分かれば看板が出ている。上手く説明できないが、とにかく県道22号線が分かれば迷いながらも辿り着くと思われる。看板は3~4ヵ所出ていたはず。
基本情報
場所 | 山口県柳井市余田河添2450 |
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シーズン期間 | 2月中旬~3月中旬(気候により時期の前後あり) ※柳井市公式ホームページで開花状況を見れます |
本数 | 不明(飛び梅は数十本) |
種類 | 不明 |
夜間観賞 | 不可(ライトアップなし) |
ペットの入園 | 不明 |
営業時間 | 拝観自由 |
定休日 | 無休 |
人の多さ | 普通 |
アクセス | ①柳井駅から車で約10分 ②玖珂ICから車で約20分 ③熊毛ICから車で約25分 |
駐車場 | 約10台(無料) ※駐車場は狭いのでバックで停めるべき |
料金 | 無料 |
周辺施設 | トイレ ※トイレは仮設なので気になる方はコンビニで済ませてきて下さい。 |
周辺の観光地 | 特になし |
周辺のおすすめスポット | 特になし |
注意事項 | 大変貴重な梅ですので、絶対に柵内に入らないよう注意して下さい。足を踏み入れると根が傷むらしいです。 |
管理人から | 本数も少なく、また白梅ばかりで色合いも微妙だが、貴重な梅として1度は来るべき。花の咲き方は他の梅と大差ないので、見た目に期待して来た人はガッカリするかも知れない。木に苔が生えていたり歴史は感じるが、それ以外は普通の梅だと思う。 しかし全国で5ヵ所しかない梅の天然記念物だけに、もっと宣伝してもいいような気がする。アクセスは悪く駐車場も狭い。またトイレも仮設なので利用する人は少ないだろう。季節限定だが、観光地としてもっと推してもいいような気がしました。 ちなみに人は多くもなく少なくもない。満開のピークであっても駐車場が満車になることが少なく、さほど混雑しない模様。 |