鳴滝

360度パノラマ写真。

滝を取り入れて整備された公園。

鳴滝公園

鳴滝公園を上から見下ろす

整備された鳴滝


山口から防府へ続く国道262号線を走っている途中にある鳴滝。とにかく看板が小さいので市外から来る人(あまりいないだろうが)は見逃す可能性が高い。同じ道に大きな温泉施設があるので、それを目印に入ると分かりやすいと思います。

車を2分も走らせれば駐車場に着きます。トイレも完備されており、ここでお昼休みをとる人も多い。だいたい滝は山の中に入っていく必要があるので面倒な部分もあるのですが、鳴滝の良いところは駐車場から徒歩2~3分で着くということ。山口県内でも有名な観光地ではありませんが、地元の人の集いの場になっているようです。

山口出身の詩人・中原中也の詩牌。

中原中也の詩

中原中也の石碑

鳴滝入口


山口市出身の詩人である中原中也(1907~1937)の詩牌「悲しき朝」。鳴滝を見て詠んだと言われています。※一部を抜粋

「河瀬の音に山に来る。春の光は石のやうだ。筧の水は物語る。白髪の嫗にさも肖てる。」

展望は見晴らしも良く休憩に最適。

展望台への階段

鳴滝展望台

展望台からの眺め


鳴滝は一の滝・二の滝・三の滝に分かれており、三の滝周辺は鳴滝公園として整備されています。一と二は車を停める場所もなく、景観もあまり良くないので鑑賞には向きません。写真は三の滝にある展望ですが、ここから滝を眺めることができ、大人が子供の安全を監視できる場所でもあります。

※展望までは石段を登ることになりますが、3〜40段ほどの短い階段となっています。

自然林と滝のパワースポット。

鳴滝

鳴滝

鳴滝


鳴滝は鳴滝川にある滝のこと。この川から小鯖川へ合流し問田川となり、そして仁保川と合流し椹野川へ。滝としては落差が10mと大きくありませんが、水量も多く大きな岩盤と周辺の木々が素晴らしい景観。山口県では最も手軽に滝が見れるスポットだと思います。観光気分で来ると少し物足りないかも知れませんが、マイナスイオンを浴びて気分をリフレッシュするには最適な場所かなと。

ちなみに鳴滝という名前は、山口が「西の京」として街づくりしたとき、京都にある鳴滝を見立てて付けたとのことです。

駐車場から鳴滝までの道のり。

鳴滝公園のトイレと駐車場

鳴滝までの道のり


十数台ほど駐車できるスペースにから徒歩2分程度で着きます。少し坂になってますが段差などはありません。鳴滝展望台や滝の近くまでは行けませんが、このまま鳴滝の下にある整備された休憩所までは行くことができます。

基本情報

場所〒753-0212
山口県山口市下小鯖八反田
交通アクセス①JR山口駅からバスで20分→鳴滝バス停から徒歩5分
②中国自動車道山口ICから車で約5分
③山陽自動車道防府東ICから車で約10分
バリアフリー対応していない。段差が多く足場が不安定。※遠目に見ることはできます。
観光客の多さお昼休みに涼みに来る方や、夏は子供を連れた家族連れの方が多いが、観光を目的で来る人は少ない。
観光の所要時間20〜30分
料金無料
営業時間通年
休日なし
駐車場有り(無料)
10台ちょっと停めれます。
周辺施設トイレ、ベンチ、東家
周辺観光地瑠璃光寺五重塔(車で約18分)
常栄寺雪舟庭(車で約17分)
周辺おすすめスポット瑠璃光寺五重塔(桜/4月)
野外活動広場(桜/4月)
一の坂川(ホタル/5月)
小鯖八幡宮(彼岸花/9月)
常栄寺雪舟庭(紅葉/11月)
龍福寺(紅葉/11月)
管理人から手軽に滝が見れる観光地ということと、しっかり整備された公園もあるのでそれなりに人が来る場所です。冬から初春にかけて寒いシーズンは人が減りますが、5月から9月まで(特に夏)は盛り上がります。

滝へは目の前まで近づくことは可能ですが、足場が悪く、岩は滑りやすいので注意が必要です。

地図